土木学会関東支部栃木会 土木学会関東支部栃木会
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“とちぎ”の土木遺産
平成28年度 土木学会選奨土木遺産
日光市にある 『わたらせ渓谷鐵道施設群』 をご紹介いたします。
わたらせ渓谷鐵道関連施設群

わたらせ渓谷鐵道関連施設群
(わたらせけいこくてつどうかんれんしせつぐん)
○所 在 地:栃木県日光市・群馬県みどり市・群馬県桐生市
○完 成 年:1912(大正元)年〜1930(昭和5)年
○名称・構造形式等:
   @第一松木川橋梁
     渡良瀬川に架かる橋長56.45m、単線仕様の鋼製3連桁橋で、桁はプレートガーダー。
    橋脚は頂部まで丁寧に石貼した石積躯体に、イギリス製の錬鉄トレッスル橋脚を載
    せる特殊な造り。トレッスル橋脚は他路線から移設(パテント・シャフト・アンド
    アクスルトリー社、1888年製造)であり、上路式プレートガーダーは汽車製造合資
    会社製造。

   A第二渡良瀬川橋梁
     渡良瀬川に架かる橋長104.85m、単線仕様のトラス2連桁+プレートガーダー1連の
    鋼製橋梁。トラス桁は下弦材にアイバーを用い、部材接合にピン結合を使用した
    150ftのいわゆるクーパー型トラス。国産であることが明らかなクーパー型とし
    て貴重。東京石川島造船所製造(プレートガーダー部は撤去されボックスカル
    バートに改造)

   G笠松トンネル
     緩やかに湾曲する延長362m、単線仕様のトンネルで、断面は単心円アーチを用いた
    馬蹄形とする。側壁を石積、アーチ部を4枚厚の煉瓦積等で築き、内部には6ヵ所の
    退避所を設ける。

   I足尾駅本屋
     桁行20m、梁間6.4m、木造平屋建、外装下見板張及び真壁造とし、東半を待合室、
    西半を事務室にあて、本屋北側にプラットホームを設ける。足尾鉱業所の中心地に
    所在し、沿線で最大級規模の駅舎。

   M旧スイッチバック遺構
     間藤駅は現在、わたらせ渓谷鐵道の終着駅であるが、開業当時は旅客駅の最終で
    あり、貨物最終駅はその先の足尾本山駅であった。足尾本山駅へ向かう急勾配途
    中に駅設置となったため、通過可能型スイッチバック式停車場であった。1970
    (昭和45)年、施設廃止とともに、駅構内の改良が実施されスイッチバック構造
    のレールは見られなくなったが、引上線(加速線)を設置した擁壁が残り、現レ
    ールと並行して走る様子が当時の雰囲気を伝える。

○管 理 者:わたらせ渓谷鐵道株式会社
  ⇒詳細を見る


※G笠松トンネル写真【出典:文化遺産オンライン(http://bunka.nii.ac.jp/)】
※M-1旧スイッチバック遺構写真【出典:足尾沿線の支えて95年「懐かしの蒸気機関車」
   -C12を中心としたアルバム-(足尾鉄道開通95周年記念事業実行委員会)】

●過去に認定された“とちぎ”の土木学会選奨土木遺産
平成14年度認定 晩翠橋
平成17年度認定 宇都宮市水道施設群
平成19年度認定 境橋
平成20年度認定 黒川発電所 膳棚水路橋
平成21年度認定 旧須花隧道
平成22年度認定 鬼怒橋
平成23年度認定 五行川橋梁・小貝川橋梁
平成24年度認定 東京動力機械製造株式会社
                             地下工場跡
平成24年度認定 栃木県の防空関連施設群
平成25年度認定 所野第一発電所外山原取水
                             施設
平成26年度認定 日光稲荷川流域の砂防
                             堰堤群
平成27年度認定 足利市近代水道施設群


   
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