栃木県の土木遺産            黒部ダム
 黒部ダムは、鬼怒川発電所の前身である下滝発電所の取水用ダムとして、大正元(1913)年12月、 当時の鬼怒川水力発電株式会社により、利根川水系の鬼怒川と土呂部川との合流地点(旧栗山村(現日光市)黒部地内)に築造された、 高さ28.7m、堤頂長150.0m、洪水吐6門を有する重力式コンクリートダムであり、 発電専用ダムとしては、わが国初のコンクリートダムである。
 本ダムの構造は、半径121mのアーチ形の平面形状を採用さいようしていることと、 越流部に、15mの長い水平部を採用さいようしていることなどが特徴である。
 堤体材料としては、河床の玉石を用粗石コンクリートが使用され、表面は0.09〜0.2m3に加工した石材を畳積みにした張石工が施されている。
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