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栃木県の近代土木遺産
那須野観象台

 那須野観象台は、那須塩原市(旧西那須野町)千本松農林水産省草地試験場正面前左側の草地にある直径2m、高さ0.7mの小さな塚をいう。
 この塚は観象台と呼ばれ、わが国近代測量史上きわめて重要なものである。
 那須野観象台は明治8(1875)年に基線測量の北点として設置されたものであり、南点は大田原市親園上ノ原である。
 この基線は明治9(1876)年8月に、英国人ヘンリー・シャボーの指導により測定された。明治11(1878)年4月〜6月、アメリカ製ヒルガート式基線尺を用いて行われ、その距離は10628.310589mである。
 なお、この基線測量は、本州で初めて実施されたものであり、現在、この直線上に縦道が開通し、那須疎水第4分水の掘割が設置されている。

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